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「しあわせな家具」とデフレ [設計事務所の日常]

先週末、新宿のオゾンで開かれている
「しあわせな家具展」に行ってきました。

イヌイットファニチュアの犬塚さんが出展されていて
お誘いをいただいたのです。

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神奈川や埼玉といった首都圏以外からも
富山や金沢、那須などで
地域に根差しながらも
国内や海外へ発信していく気概を持って
モノづくりに取り組む家具作家さんの
情熱にあふれた姿にじかに接することが出来ました。

最近、安価な量産家具が人気を集めています。
一脚分の椅子の価格で
ダイニングセットが売られています。
それなりにデザインされて機能的にも支障はないので
「これで充分。」と思わせるものが簡単に手に入ります。
けれど、どうしても欲しいと思わせるようなものは、まずありません。

今朝、家内が
近頃バーゲンに行っても欲しいと思える洋服が
見つからない、とこぼしていました。

デフレの原因は
単にお金を使いたくないのではなく
お金を出しても欲しいと思えるモノが
少なくなってきているからかもしれません。

洋服にしろ、家具にしろ
「高いものは売れない」という強迫観念にとらわれ
「良いものを安く売る」ことが至上命題とされています。

確かに安く買えることはありがたいのですが、
正当な対価や評価が得られない作り手たちは
どうやったら情熱を保ち続けられるのでしょうか?
その先に豊かな未来は待っているのでしょうか?
最近そんなことをずっと考えています。

ここに展示されている
精魂こめて作られた家具にはそれぞれ
きちんとした値段が付けられています。

まずは、生産の現場に携わる人々が
モノづくりに真摯に取り組み
誇りと自信を持って適正な価格をつけているのです。

願わくば、そのようなつくり手が活躍できる場が
この国にももう少し増えてほしいものです。
そしてその価値を認め、
敬うことのできる自分でありたいと思います。

「しあわせな家具展」の詳細はこちらです
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/902.html
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