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ケ・ブランリーでの舞台空間デザイン [舞台空間デザイン]

いまパリのケ・ブランリー美術館で
演劇の舞台空間デザインの仕事をしています。

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ケ・ブランリー美術館の設計はジャン・ヌーヴェル、ランドスケープはジル・クレモン。
ルーブル、オルセー、ポンピドーに並ぶパリの美術館で、
アジア、アフリカ、南北アメリカ大陸のプリミティブな美術を扱う美術館です。
この建物の大きな特徴として、大きな庭や壁面緑化により、
植物と建物とをより積極的に関係させています。
10年前に空間デザインを担当したオープニングの時は、
庭園という趣だったのが、
10年の間に植物が大きくなり、小さな森の様です。
竣工当初は、建物の形が勝ちすぎていたのですが、
今や植物の方が勢いがあって、建物の存在感が相対的に小さくなり、バランスが改善しています。


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劇場へ通う途中にある
Saint Pierre de Chaillot
ロマネスクの教会にはゴシックの様な壮麗さはありませんが
分厚い石の壁を支えるアーチの素朴な力強さや、温かみのある暗さが好きです。
大小の正円アーチの重なりにより、いくつもの小空間が重なり合いながら大空間を形づくっています。
ディテールがシンプルな分、その空間構成の巧みさが際立ちます。



ケ・ブランリーの仕込みも
ようやく最終段階です。

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6月パリでの舞台デザイン [舞台空間デザイン]

今年6月
パリで公演される演劇作品
『イナバとナバホの白兎』
(SPAC 演出 宮城聰)
の舞台美術を担当しています。

実は10年前に
建築家ジャン・ヌーベルが設計した
パリのケ・ブランリー美術館内
クロードレヴィ=ストロース劇場の
こけら落とし公演
『マハーバーラタ』で空間構成を担当しました。
2014年には
アヴィニヨン演劇祭の石切り場での
『マハーバーラタ』の空間構成を行いましたが
フランスでの初めの一歩は
ケ・ブランリー公演でした。

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館長がこの舞台を気に入ってくださって
開館10周年記念として
委嘱されたのが
この新作『イナバとナバホの白兎』
です。

今回は
集団創作という形で脚本を練り上げていくので
脚本はまだ無い最初の段階に
まず最初に
フランス側へ送る空間デザインを作ってほしい
という依頼が舞い込みました。

10年以上かけて熟成した『マハーバーラタ』の後の新作公演。
6月の本番が
パリの観客にどう受け取られるのか
楽しみです。

5月21日~30日まで
舞台設営のためフランスへ出張します。
事務所は通常どおり
月曜~金曜までスタッフがおりますので
なにかございましたら
事務所へメールまたは電話にて
ご連絡ください。

木津へ連絡がとりたいという方も
contact@kiz-architect.com
までメールをお送りください。
木津、スタッフともにメールを確認しております。

*公演情報
会場/フランス国立ケ・ブランリー美術館 クロード・レヴィ=ストロース劇場
公演日程/2016年6月9日(木)~19日(日) 全10公演(月曜日は休演日)
 
*ケ・ブランリー美術館ウェブサイトでの公演案内はこちら(仏語)

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