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住宅拝見(1) [設計事務所の日常]

以前、私が設計協力させていただき、
昨年完成していた住宅に
先週末にお邪魔してきました。

都内でも有数の住宅地に立つ2世帯住宅を設計したのは
高橋博朗さんと彰子さん ご夫婦の建築家
彰子さんは私の大学の研究室の同級生です。

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水平に延びる軒のラインと横連窓が
真っ白な外壁とあいまって
正統派モダニズムの美しさを感じさせます。

リビングに大きくとられた開口による
庭との一体感が秀逸でした。
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断熱と通風にもにこだわったため
完成直後の夏の間に
エアコンを使用したのはたったの一回だったそうです。

かたちだけなぞった「和風」ではなく
本物の「和の空間」が
モダニズムの文法によって
きちんと、誠実に実現されていると感じました。

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忍者鉄道に乗って [設計事務所の日常]

三重県 伊賀上野に出張です。

名古屋から近鉄特急を乗り継いで1時間と少し。
伊賀神戸という駅から伊賀鉄道に乗り換えます。

この電車、忍者の顔がペイントされた
忍者電車なのです。
さすがは伊賀忍者の総本山。
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でもどこかで見たことあるようなこの目元…
なんとこの忍者、松本零士氏による書き下ろしなのだそう。
そう聞いてしまうと、もうメーテルにしか見えません。

伊賀神戸から伊賀上野の城下町までは
この忍者鉄道に乗って約30分。

トコトコという感じでのんびり走ります。
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車窓から見えるのは
ゆったりとした里山の風景。
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思わず「懐かしい」と感じてしまうこの景色。
生まれ故郷というわけではありませんが
この風景と自分が、どこかでしっかりと繋がっていたい
そう思わずにはいられません。
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いつもより手前の駅で降りてみました。
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講評会 [設計事務所の日常]

昨年から東京電機大学で非常勤講師をしています。

2年生後期の設計演習の講評会がありました。
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今回の課題は「大学のデザイン棟」
建築を学ぶ学生のための製図室や
図書室、講評室など
つまるところ、自分たちにとっての
「理想の居場所」を作ってもらいました。
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設計の授業は「エスキース」といって
基本的に個別指導です。
ひとりひとりのアイディアに対して
模型やスケッチを挟んで
どうしたらもっと良くなるかを
アドバイスしたり、議論したりしながら進めていきます。

何かを「教える」というよりも
学生ひとりひとりの中にある
形にならないものを
引っ張り出して、空間にする
その後押しをしているような感じです。
教師というよりは相談相手ですね。

ずーっとモヤモヤしていた学生が
あるきっかけをつかんで
突然ガラッと変わったりします。
でも、壁にぶつかりながらも、もがき続けた時間があったからこそ
その作品には力強い説得力が生まれます。
そういう変化に立ち会えた時は本当にうれしいですね。

純粋に、ひたむきに空間をつくろうとする姿には
こちらが教えられることの方が多いかもしれません。

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(韮澤望未さんの作品)

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(松本洋輔君の作品)
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『精霊』を見ました [設計事務所の日常]

鎌倉の近代美術館で

内藤礼展
~すべて動物は、世界のうちにちょうど水の中に水があるように存在している
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を観てきました。

展示室内では、普段入ることのできない、
「あんなところ」にまで入ってしまいました。
これは得難い体験でした。

とくに、中庭に展示されていた
『精霊』というタイトルの作品に惹かれました。

2層に吹き抜けた小さな中庭に2本のリボンが空中にゆらゆらと漂っています。
ほとんど肌に感じないほどの空気の揺らめきにも反応して
まるで生きているかのように。
『精霊』というタイトルそのままでした。

この近代美術館は私が最も好きな建築の一つです。
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池に面したピロティの天井に
水面に反射した光がゆらゆらと揺らめく空間は
まさに精霊の息遣いを感じさせてくれるようです。

内藤さんの作品はこの空間に宿る何かを目に見える形にしてくれています。

空気のゆらめきや光の煌めきに心を動かすこと
精霊とはそんな瞬間に宿るのかもしれません。

エアコンの効いた均一な環境を手中にした
現代の建築空間では
得られない感覚がここにはあります。

内藤礼展の詳細はこちらまで
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2009/naito/index.html


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バラガン邸を訪ねて [設計事務所の日常]

いま、週に一回、非常勤講師として大学で設計を教えています。
東京を挟んで片道2時間の道のりは
本を読んだり、展覧会に寄り道したりして
新しい刺激を受ける時間にあてています。

ワタリウム美術館で開催中の
「ルイス。バラガン邸を訪ねる」を観てきました。
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会場構成をSANAA(妹島和世+西沢立衛)が手がけたそうです。
世界遺産にも指定されたあの名建築を
どうやって再現するのか、できるのか?
と半信半疑、興味津津だったのですが
「SANAAらしさ」は静かに影を潜めていて
バラガンに対するリスペクトが感じられました。

バラガンといえばだれもが思い浮かべる
ピンクなどの原色はあまり強調されず、
空間の暗さや、静けさ、手触りが印象に残り
バラガンの奥深さを感じさせます。
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           (実際のバラガン邸)
あちこちにちりばめられたバラガンの言葉と
バラガン邸に置かれる素朴な家具や
プリミティブなアート作品。

自邸の空間のエッセンスを通じて
バラガンの人柄そのものが
そこに立ちあがってくるような気配に満ちた展示でした。

この展覧会の詳細はこちらです。
http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html

新春の川面に [設計事務所の日常]

新年明けましておめでとうございます。

このブログ、昨年はなかなか更新できなかったので
今年はもう少し頑張ってみようと思います。

仕事のことはもちろんですが
もう少し身の回りの何気ないことも書いていくつもりです。
私が拠点としている湘南の海辺の空気が伝わればいいなと思います。


今朝、自転車でいつもの引地川沿いの遊歩道を通勤していると

朝日がキラキラと反射する川面を滑るように進んでいく
カヌーの一群に出会いました。
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気持ちよさそうだなと思って近づいてみると
思いのほかスピードが出ていて
楽しい舟遊びというよりは、何かトレーニングをしている様子。
近くの大学のカヌー部(?)の方でしょうか?
力強くパドルを水面に突き立て
ぐいぐいと進んでいきます。
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箱根駅伝(自宅のそばを通ります)を沿道から応援した時も思ったのですが
自分の力だけで、スピードを上げ前へ前へと進んでいく姿というのは
それだけで人を感動させるものですね。

新春にふさわしい光景でした。
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